タイトルは「死神」です。
そして,亡くなった名優ジャン=ポール・ベルモンドの主演作のタイトルでもあります。
死神がベルモンドを連れ去りました。
88歳ゆえ天寿を全うした観がありますが,喪失感は大きく,がっかりしています。
我が国ではアラン・ドロンに人気が集中しましたが,本国ではベルモンド人気が高かったそうです。
実験的作品からアクションにコメディ,文芸大作となんでもござれの役者さんでした。
以前の記事にも書きましたが,最近はフランス映画が広く公開されません。
英語やフランス語のニュアンスはそれを使った生活の経験がないためわからないし,
外国人の演技も同様にニュアンスを掴むことは難しいです。
だから外国の俳優の演技力についてはわかりません。
それでもベルモンドの主演作は面白いのです。
勿論我が国でも著名な役者さんではありますが,
その出演作があまり知られていないのは勿体ない気がします。
亡くなったことを機会と捉えるのは気が引けるのですが・・・
ベルモンド追悼企画のようなものがテレビであれば,もっと見直されるのに。
左上から下に向かって「華麗なる大泥棒」「ボルサリーノ」「暗くなるまでこの恋を」
右上から下に向かって「オー!」「薔薇のスタビスキー」「ラ・スクムーン」