福岡県糸島市 司法書士 ブログ

兇悪のユウマダラエダシャク

写真の蛾は、ひところに比べるとみることが少なくなりました。

ユウマダラエダシャク Abraxas miranda です。

なぜ、みかけなくなっているのか?

それは、我々人間の生活の変化によるものだと思われます。

この蛾の幼虫が食べるのはニシキギ科。

その代表的な樹がマサキです。

かつては生垣にマサキが多く使われました。

ユウマダラエダシャクは豊富な食餌のおかげで大発生。

マサキは激しく食害されました。

夕方になるとヒラヒラと多数の個体が飛んでいたのです。

最近はマサキを生垣に使うことがなくなっています。

ユウマダラエダシャクによるマサキへの食害がひどすぎる。

駆除が面倒。

マサキが好まれなくなった理由かもしれません。

その結果、ユウマダラエダシャクは発生源を失いました。

たまにみかけると、「元気か?」と声をかけたくなる蛾です。

和名のとおりシャクガの仲間。

幼虫はシャクトリムシです。

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