私も司法書士としては一応「顧問契約」が可能である旨をホームページに表示しています。
しかし、この需要が果たしてあるのか?
大企業であれば、弁護士と顧問契約を結びます。司法書士の出番はありません。
中小企業であれば、司法書士に顧問を依頼するケースがあるかもしれません。
なぜ、弁護士に頼まないのか?
それは費用が高いからです。あるいは司法書士は費用が安いと思われているから。
つまり、安価なリーガルサービスの提供が期待されるのが司法書士です。
とはいえ、司法書士資格でできることは一定の制約があります。
企業からの申出があれば、私なら弁護士を紹介します。
自ら顧問になっても、できないことがあるようでは依頼先に損だからです。
個人ならどうか?
自らの財産管理のあり方や今後の相続、あるいは将来の後見の問題などの相談の需要はあります。
でも、「顧問」という形態が必要なのかといえば、そうでもないでしょう。
スポットで相談していただければ十分だと思います。
顧問契約をすると私に毎月報酬が発生します。
依頼者が、この負担をきついと感じたら契約を解除するでしょう。
契約解除後の相談にどう対応するか?
「おたくは顧問契約を解除したのだから気軽に相談すな!」
といえるわけがありません。
顧問契約があろうとなかろうと、相談には応じます。
そうすると、わざわざ顧問契約を申し込んでいただく必要はないような気がします。
顧問契約をすることは事務所経営の基礎固めになるーこう勧めて下さる方もいます。
でも、個人であれ中小企業であれ、わざわざ契約しないと気軽に相談できないようでは・・・
だって、我々に求められるのは安価なリーガルサービスの提供なのです。
というわけで、私は顧問契約を締結しなくても気軽に電話をお受けするようにしています。
間口が広く敷居が低いのが司法書士に求められる姿だと思いますので。
★ コモンタイマイ Graphium agamemnon
我が国では与那国島で採集できます。
以前はいませんでした。台湾から飛来した迷蝶が住み着いた・・・
とまではいえない状況で、不安定な発生が続いているようです。
私も与那国島で採集したことがあります。
人為的に持ち込まれたという噂もあり、そうだとすればよろしくありません。