久しぶりに平凡社の「日本の野生植物」が改訂されました。
分類体系の変更に合わせたものですが,これを全巻買うと12万5400円かかります。
大部で使い勝手がよいとはいえないので,買ったのはハンディ版です。
こちらは2分冊で2万6400円。
私がこのハンディ版を使い始めたのは1991年からで,当時は草本のものだけしかありませんでした。
1993年に木本の部が出て,それ以降は同定に重宝しました。
ほかにも植物図鑑はかなり多く持っていますが,平凡社のものを参照することが多いのです。
だから改訂内容も知りたくて購入したのです。
右が改訂版で,左が旧版です。
厚くなり,草本・木本の区別はなくなりました。
写真図版も差替えられた部分が多いようです。
蝶を調査する身には植物の知識が欠かせず,図鑑類を買い漁る羽目になりました。
たとえば,スミレの図鑑というようなマニアックなものも持っています。
そういえば・・・「花の図巻」という小説がありました。阿刀田高さんの作品です。
主人公とからむ女性がそれぞれ各種の花に喩えられており,それが花のもつイメージ通りでした。
映像化され,田村正和さんが主演したことを覚えています。
いろいろな女性とつきあう主人公が本気になった女性に・・・。
田村さんが適役すぎるくらいの適役でした。