私には年越そばを食べる習慣がありません。
お正月だからといって雑煮を食べるわけでもありません。
実は、年末年始を日常と同じく淡々と過ごすことが多いのです。
特別な期間というよりは、テレビ番組が面白くなくなる期間という捉え方。
うるさいバラエティ番組ばかりになるのがつらいのです。
それで、静けさを求めて山間に出かけてみました。
場所は、旧三瀬村。
三瀬村は今は佐賀市になりました。
「村」でなくなったことが、なんとも寂しい限りです。
効率化の波が「村」を襲ったような印象。
それでも、森に囲まれた環境に変化はありません。
そこにある精進料理のお店が「むくの木」。
予約をしていなかったので、その日は天婦羅と蕎麦のメニューを。
以前にも一度利用したお店ですが、やはり美味しい。
静かな庭を古い建物の御座敷から眺めながら昼食をとりました。
三瀬村から旧富士町(今は佐賀市)を通り旧七山村(今は唐津市)へ。
ここには「麦わらぼうし」というパン店があります。
美味しいのはスコーン。
これを買うために、わざわざ行きました。
山間を走っていると、こういう場所で静かな生活を・・・と思わなくはありません。
けれども、今の仕事を続けるには不便そうです。
結局、ほどほどに街に近く、それなりに田舎である今の住処がちょうどいいようで。
寒い冬の山間を楽しんだ一日でした。