寒い日が続いています。
こういうときは温かい豚汁を。
豚汁を作っていると、思い出すのがボクシングの坂本博之選手です。
平成のKOキングと呼ばれたハードパンチャー。
福岡県出身の彼は、幼い頃に兄弟で親戚に預けられました。
そこではろくに食事をさせてもらえず虐待を受けています。
近くの川でカニを捕まえて食べたりもしたそうです。
やがて、福岡市東区の施設に入ることができました。
そこで食べて感激したのが豚汁だったそうです。
坂本さんは、豚汁を永らく「ブラジル」と思い込んでいたとのこと。
壮絶な打ち合いをするボクサーとして人気が出ました。
しかし、世界チャンピオンには手が届きませんでした。
あと一歩だったのですが。
私は坂本選手の試合が好きで、ずっと応援していました。
チャンピオン畑山隆則選手とのライト級王座は凄まじい試合でした。
みている私は体が震えたのです。
2人とも素晴らしいファイトぶりでした。
試合に敗れた坂本選手。
私は、「ブラジルを一杯食べさせてあげたい」と思ったのです。