洗脳が話題になったのはオウム真理教事件の前後。
地下鉄サリン事件は1995年でしたから、もう29年。
当時、なぜ簡単にうさんくさいオッサンに引っかかるのか?と疑問を抱きました。
考えてみると、ヒトラーもかなりうさんくさいオッサンです。
泡沫政党の党首が、ドイツ国民を熱狂させてしまいます。
あれも洗脳でしょう。
これらの時代にはSNSはまだありません。
ですが、今はSNSがあります。
映像と音声を連続的に見せられ、その気になって自主的に視聴する。
最初は誰かから勧められたりするパターンでも、ハマってしまう。
あとは「自主洗脳」が始まります。
自分の意志で熱心に動画などを視聴し、その世界に入り込みます。
最近はヘンな主張をする政党がちらほら現れています。
その「宣伝」の主力は動画です。
ちょっと興味を持つと、自主洗脳の道に入り込む可能性があります。
本を読むのとは異なり、立ち止まって考える暇がないのが動画です。
延々と動画を視聴すると、洗脳する側の主張を丸呑みしてしまいます。
「コロナワクチンは高齢者を殺すための国の陰謀」
みたいなことをまじめに語るような人は、きっと「自主洗脳」を経ています。
映像と音声だけに浸ってしまうのは危険です。
私が知っている「ハマった人」はあまり本を読まないようです。
本を読む感覚で映像をみることができれば、少しは違うような気がしますが・・・
★ 私も猫に洗脳されている可能性があります。
「いいなり」なので。自覚しております。