正月だから時代劇でもみるか・・・
別に正月に時代劇がマッチするわけではないのに、
なぜかこう感じてしまい、DVDをプレーヤーにセットしました。
みたのは「魔界転生」です。
リメイク作ではありません。
ジュリーが天草四郎を演じ、柳生十兵衛を千葉真一さんが演じる1981年の作品です。
千葉真一=柳生十兵衛というくらいにハマっています。
凄みがあるのは、柳生但馬守を演ずる若山富三郎さん。
死んだはずの宮本武蔵や細川ガラシャと共に蘇り魔界衆となった柳生但馬守。
「死んだ人間ゆえ瞬かない」
若山先生はこういうアイディアを出して、魔界衆になった後は瞬かない演技を展開。
それがなんとも不気味なのです。
江戸城内で急に剣を抜いて暴れる柳生但馬守。
その殺陣の凄まじいこと。
さすが若山先生です。
そして、千葉十兵衛と若山但馬守が対決。
実は、ここが最大の見せ場です。
魔界衆となった父を倒した千葉十兵衛がジュリー四郎の首を刎ねます。
自らの首を抱えたジュリー四郎は
「人の世がある限り、私はまた現れる!」
と笑いながら紅蓮の炎の彼方へ。
映画の創意工夫と楽しさに満ちた作品です。
私が天草四郎になるとすれば・・今一緒にいる猫たちが亡くなっていたら蘇らせるでしょう。
魔界衆と呼ぶにふさわしい妖しい魅力をたたえていますので。
★ 蘇らせる以前に亡くなられると困るのです。私が生きている意味がなくなりそうで。