会社勤めから解放され,何が良かったか?
そのひとつは革靴を長時間履かずに済むことかもしれません。
出勤から帰宅するまで概ね12時間くらい革靴を履いたままというのは異常ではないか?
その間,足は革靴の中に押し込められ,窮屈で蒸れているわけです。
非健康的かつ非衛生的であることは間違いありません。
私の場合は自宅開業ですから,誰か来ないかぎりは靴下さえ履かなくて済みます。
これは非常に楽で快適です。
私は冷え性ではなく,靴下もあまり好きではないため,厳冬期以外は来客がないかぎりは素足です。
この素足にかんしても鬱と若干関係があるようです。
幼少期から靴下着用を義務付けられ,裸足で外を走ったりすることを制限されたのがストレスだったようなのです。
ある開業医の子などは,家が学校の目の前ということで裸足のまま登校したりしていました。
靴下や上履きが鬱陶しかった私にとって,彼は羨ましいくらい自由を謳歌しているようにみえました。
裸足で快適に過ごしている友人たちを横目に,私は夏でも靴下と上履きによる蒸れに耐えて授業を受けていました。
帰宅すると,蒸れによる汗を母に咎められるというのはさすがにつらいものがありました。
今の子供たちはみなきっちりと靴下を履き,外で遊ぶときも裸足になることがないようです。
ケガをするとか不潔だとか色々な理由をつけて子供たちの自由を制限しているようにみえなくもありません。
異様に潔癖な風潮が蔓延っているようにも感じます。
スニーカーを素足で履いているようにみせるためにフットカバーを使う人が多いようですが,あれはどうなのでしょう?
直接素足で履くと汚いという人は,他のこともそこまで清潔さに拘っているのか?
寧ろ,素足でスニーカーを履いた後にスニーカーを手入れする方がよほど清潔だと思うのですが。
私はそうしています。以前からスニーカーの中をエタノールなどで定期的に消毒しています。
日本は多湿です。変なカバーで覆うよりも可能であれば足を解放してあげた方がいいと思います。
★ 「裸足の季節」は松田聖子さんのデビュー曲です。
その聖子さんは来春には60歳。私も歳をとるはずです(笑)