先日、家裁に実務の運用について電話で訊ねました。
ある書記官(何度もお世話になっている方)が丁寧に答えて下さり助かりました。
その際に書記官は民法のコンメンタールに触れました。
一方の私は家事事件手続法のコンメンタールの記述について話しました。
裁判所とのやりとりでは、条文に基づいた話が中心になります。
その際に六法をみながらになるのは当然です。
さらにコンメンタールがあると、条文の制定された背景や代表的な判例、
そして実務の運用まで触れられているので非常に便利です。
今回の会話は、その中のちょっとした扱いについてでした。
こちらの疑問が書記官によく伝わったし、書記官の説明も理解しやすかった
ーこの結果にはコンメンタールの存在が大きく寄与しています。
一般の体系書以上に詳しい説明も載っているので、コンメンタールが手元にあると心強いです。
この冬には、民事訴訟法について日本評論社のコンメンタール(7分冊!)を買うか、
弘文堂の「条解」を買うか決断しなければ。
民訴法は頻繁に参照しますが、コンメンタールを買っていないのです。
前者が分冊で大部過ぎること、後者は出版から11年を経過してしまっているためです。
日本評論社の「基本法コンメンタール」でもよさそうな気がしなくもありません。2分冊です。
★ NHK土曜ドラマ「ジャッジ~島の裁判官奮闘記」の西島秀俊さん