福岡では「がめ煮」とも呼ばれる「筑前煮」。
一般には「炒り鶏」という呼び名も使われています。
本当の料理名はよくわかりませんが、筑前煮がよさそうな気がします。
地域を表す名称だと郷土料理らしさが出ますので。
この料理は私の得意とするところです。
干し椎茸を水で戻し、野菜を切り、蒟蒻を下茹でする。
あとは鶏肉を切っておけばよいだけ。
出汁(昆布と鰹節)と醤油、酒に味醂。
面倒なようでシンプルな料理です。
ポイントは「強火」と調味料の配合でしょう。
ゴマ油で鶏肉を炒め(炒りつくくらいに)、野菜等を投入。
強火のまま炒め続けて鶏肉の風味を野菜にまとわせます。
調味料を投入したら、あとは待つだけです。
この間はずっと強火。
調味料の配合は、出汁4:醤油2:味醂2:酒1。
これを守れば、美味しく仕上がります。
手に入るのであれば、人参を金時人参にすると赤色が鮮やかです。
里芋は肌理の細かい在来種(白芽)がおススメです。
干し椎茸の戻し汁は20ccくらい使います。
残りはそのまま飲んだりしています。