エノコログサが穂をつけ始めました。
そういう時期に、発育不全なのか矮性のものを発見。
ムラサキエノコロ Setaria viridis f. misera です。
“f.”は forma を意味し、これは品種のことです。
エノコログサの中の一品種という扱いになります。
この写真では小さいことがいまひとつわかりにくいと思います。
それで、以下のような写真を用意しました。
このように、ボールペンよりも丈が低く、穂は小さいのです。
こういう矮小型の生き物には時折出会います。
もう34年前ですが、直方市の山中でウラギンシジミの非常に小さな個体に出会いました。
そのままにして帰ろうか・・・とは思いましたが、記録として意味があると思いました。
今も私の標本箱にそのウラギンシジミの標本は残っています。
標本は「証拠品」として価値があるので大切です。
死体を並べて喜んでいるわけではありません。