この秋はウラギンシジミ Curetis acuta の姿をよく目にします。
発生数が多かったのかもしれません。
ということは、クズの花がたくさん咲いたのか。
ウラギンシジミはクズの花や蕾を食害します。
蔓延るクズに立ち向かう英雄・・・とまではいえません。
クズの蔓延り方は凄まじいのです。
ウラギンシジミやルリシジミ、あるいはウラナミシジミが花を食べます。
コミスジは葉を食べます。
チョウの幼虫たちがガンガン食害しても、ほぼ影響はありません。
そのくらいクズは蔓延ります。
さて、ウラギンシジミですが夕刻に就眠場所を探す個体によく出会います。
この個体はヒラドツツジの葉にとまって眠っていました。
曇天の18時過ぎでした。
私が近づいても無反応。
擬態するわけでもなく、なにかに隠れるわけでもない。
実に堂々とした姿です。
天敵など気にしていない大胆さを感じました。