福岡県糸島市 司法書士 ブログ

派閥

自由民主党の派閥解散が相次いでいます。

いわゆるパーティー券の売上げに関するキックバック問題が原因です。

派閥が悪なのか?

どうもそれは違うように思います。

そもそも人は群れる生き物。

気が合う仲間同士がつるむのは当たり前です。

思想が合う仲間同士の集合体が政治結社、つまり政党です。

その中でも考え方を同じくする者同士が集うのは別におかしなことではありません。

「自民党をぶっ壊す!」

と宣言した小泉純一郎元首相も旧森派の会長代行でした。

YKKとして仲良し三人組の一人だった加藤紘一氏の

「加藤の乱」

では加藤氏に加担せず、派閥引き締めを行って見殺しにしています。

過去にも派閥=悪として派閥解消が叫ばれました。

しかし、その後も徐々にそれがうやむやになりました。

当たり前です。

上記したように人は群れるからです。

国会で自民党を追及する立場の立憲民主党にも派閥があります。

旧社会党系、旧民社党系などにわかれています。

だから、今の派閥を論う国会は与野党共演の壮大なパフォーマンスにしかみえません。

派閥はあって当然。

それを認めたうえで、健全な運営をどうするかを考えるべきではないでしょうか。

もしかすると、政党内の派閥は子供同士のグループよりはよほどマシかもしれません。

仲間はずれにしていじめたりはしないようなので。

 「鉄の結束」を誇ったはずの田中派・・・竹下登元首相らの造反で瓦解しました。

  政治家の人間関係には仁義などないことを世に知らしめてくれたのでした。

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