「泉川のハマボウ群落」として有名な散策路があります。
散策路といっても多くの人が行き交うわけではありません。
ハマボウの花が満開の季節でも、混雑するようなことはないのです。
今は、ハマボウの花がまだ咲いていません。
人影はまばら・・・どころか、ほとんど誰も通りません。
でも、なかなか楽しい道なのです。
今回はクララ Sophora flavescens をみつけました。
牧草地などに多く見られますが、河川敷でも見かけます。
このクララは、希少種オオルリシジミの唯一の食草。
とはいえ、ここにオオルリシジミはいません。
続いて同じマメ科のコマツナギ Indigofera pseudotinctoria
学名に「インディゴ」が入っています。
インディゴブルーは、同属のナンバンコマツナギなどの根から抽出した染料。
コマツナギの根は使えないようです。
最後は、糸島半島ではポピュラーな花。
セリ科のハマウド Angelica japonica です。
属名はご覧のとおりアンゼリカです。
製菓材料のアンゼリカは、セリ科のセイヨウトウキの茎。
ハマウドは同じ仲間なのです。
ふらっと散歩に出かけると、こういう植物に出会えます。