私が小学生の頃です。
近所の家に看板が立ちました。
「外車の部品2回とりはずしってるけど、みつけたら命ないものと想へ」
その御宅はドイツ製の外車がありました。
部品を盗まれたようです。
窃盗犯に対して警告したのですが、代償は「命」です。
看板を立てた方は「組長」さん。
日頃はご本人が犬を散歩させ、近所にもほがらかに接するおじさんでした。
しかし、大切な車を守りたいのか、ヤクザとしてのメンツを傷つけられたのか、
命を代償に求めるという大胆な看板を立てるに至りました。
それくらい怒っていたのでしょう。部品を「とりはずしっ」たことに。
でも、やくざの車から部品を盗むとはなかなか大胆な窃盗犯です。
こう書くと治安が非常に悪いような印象です。
でも、日頃は何も起きませんでした。
せいぜいが学校の同級生の家で発砲事件が起きたりする程度でした。
少なくともカタギの我々は「被害」を受けませんでした。
★ 映画「新仁義なき戦い 組長最後の日」
この映画で文太さんは北九州市若松区の出身の役
右は妹役の松原智恵子さん