「やぶへび」という言葉があります。
これは「藪をつついて蛇を出す」から生まれた言葉。
しなくていいことをして、悪い結果を招く喩えです。
今年は蛇年です。
アメリカのバイデン大統領は日本製鉄によるUSスチールの買収阻止を決めました。
実現していれば、中国による鉄鋼業界支配の構造が崩れたのに・・・
票田である組合員に配慮した結果、米国の国益を損ねたように見受けられます。
最終的には、従業員である組合員がそのツケを払うことになるでしょう。
しなくていい買収阻止をした結果、どうなるか?
その「やぶへび」を和名に持つ植物が存在します。
ヤブヘビイチゴ Potentilla indica です。
花期は4月頃ですが、もう咲いていました。
チガヤの枯れ草に覆われ、寒気にさらされていないからかもしれません。
学名が示すとおりヘビイチゴ Potentilla hebiichigo とは別属です。
果実を食べることは可能ですが、利用される話は聞きません。