年に1回くらい買う。
それは、たまにしか入荷しないから。
そういう対象はチーズ。
本当に年1回だけしか出会えないこともあります。
久々にモルビエを買いました。
中央の黒い部分はカビではなく灰。
コンテを作る地方で余ったカードの保存に灰を使った。
その上に新しいカードを重ねて熟成させた。
これがモルビエの成り立ちだそうです。
カードというのは“card”ではなく“curd”
これは凝乳のかけらのこと。
ミルクを凝固させたチーズの原形みたいなものです。
前日のミルクと翌日ミルクが灰を挟んで繋がっている変わったチーズ。
味わいは個性はあるものの、旨味と甘みがあり食べやすいと思います。
フレッシュな白ワインが合うそうです。
私は酒を一切飲まないので、ワインとチーズのマリアージュはよくわかりません。
こういうときに酒を飲めないのは不幸だなあ、と思うのであります。