かつて、モッコクはツバキ科でした。
今は、モッコク科になりました。
我が国では昔からモッコクを庭木として重視してきました。
しかし、最近はそうでもなくなったようです。
モッコクを植えているお宅に出会うことが少なくなりました。
新築のお宅ではみかけることはまずありません。
時代と共にモッコクの人気は低下したのかもしれません。
そのモッコクの果実を撮影してみました。

トベラにも似ているような印象を受けるかもしれません。
ですが、ツバキっぽさもあります。
モッコクと共にモッコク科に移った植物にサカキがあります。
サカキは神棚の榊立に供える植物のひとつ。
神事と強い結びつきがあります。

サカキの果実はこれ。
モッコクとは似ていません。クスノキ科のような印象を受けます。
でも、花をみれば納得できるかもしれません。
近縁のヒサカキやハマヒサカキもモッコク科になりました。
分類の世界はなかなか面倒なので、蝶に関しても私は手出しをしていません。
生態や分布で手一杯でした。
