幼い頃に天気予報で使われる言葉に憧憬の念を抱きました。
意味はわからないものの、どことなく異国の言葉のように感じたのです。
そのひとつが「ノーム」です。
ノームとは何だろう?
人吉地方には「ノーム注意報」がよく出る。
何に対して注意を払えということなのか?
一方で、自分自身が住んでいる北九州地方にも出る注意報。
それは「ハロー注意報」。
ハローとは?
英語の“Hellow”なのか?
外国人に出会う可能性に注意せよ! でないことはたしかだ。
小学校入学前の私はよくわからないままでした。
ほどなくして、ハローとは「波浪」であることを知りました。
きっかけについては覚えていません。
それでは、「ノーム」は?
これもまもなく「濃い霧」であることを知ります。
濃い霧・・・幼い私はワクワクしたのでした。
そういう情景を想像するだけだったからでしょう。
実際に濃霧を経験したのは、もう少し後でした。
人吉はしばしば濃霧に覆われる。それはなぜか?
理由を知ったのは小学校4年生の後半くらいだったと思います。
昨夜、糸島市は濃霧でした。
それで、こういった気象用語に関する思い出が蘇りました。
グリュン君は、この霧の中、出歩いているようでした。

★自宅兼事務所前の昨夜の状況
「夜の大捜査線 霧のストレンジャー」という映画を思い出しました。
これは、黒人刑事ヴァージル・ティップスを主人公にした映画の3作目。
いずれもシドニー・ポワチエが主演しています。
1作目が素晴らしい作品で、続編がつくられたというパターン。
2作目の印象はありません。
3作目は多少覚えていますが、記憶は霧がかかったようにぼやけています。
やはり1作目の「夜の大捜査線」が素晴らしかったのです。
1作目の原作はジョン・ボールの「夜の熱気の中で」。
これを読んだのはたしか中学3年生の春でした。
「ハロー」といえば何でしょう?
やはり、The Beetlesの“Hellow,Goodbye”になりそうです。
「夜の大捜査線」の1作目が制作された1967年の楽曲です。
私は2歳でした。