福岡県糸島市 司法書士 ブログ

ナメクジ事件

ある飲食店の厨房でナメクジが「大発生」した事件がありました。

告発した人が撮影した写真にはたしかにナメクジらしき生物が写っていました。

仄聞するところでは、チェーン店ゆえ野菜類は別の場所で調理しており、

あらかじめ切ったり刻んだりした状態で店に搬入されていたそうです。

そうするとナメクジはどこから来たのか?

普通に考えると野菜にくっついて店に入ってくるのです。

でも今回はその可能性がありません。

わざわざ店外から這って侵入したことになります。

ご存じのようにナメクジには「機動力」がありません。

代表的な衛生害虫であるゴキブリのように走ったり飛んだりはできないのです。

ひたすら地面を這って店に入るほか侵入手段はなさそうです。

店の周囲の環境は報道からはわかりません。

郊外の緑に囲まれた店でないことだけはたしかでした。

そうすると、乾燥したアスファルトの上をナメクジが這って店を目指したことになります。

店内に野菜くずなどが残ったままであれば餌になります。

侵入したナメクジがその後に繁殖しないとは言い切れません。

ただ、アスファルトの上をナメクジが這っている姿を目にすることはあまりないと思います。

我が家には庭があり、ナメクジも現れますが、室内に侵入されたことは一度もありません。

どう考えても店にナメクジがやって来た経路がわからない事件です。

また、ナメクジがいる=不衛生という報じ方や捉え方も安易すぎます。

たしかにナメクジを生食すると寄生虫により命を落とす危険があることは知られています。

でも、これは衛生面の話とはズレています。

それに、普通の人はナメクジを生食するようなことはありません。

結局、店は謝罪に追い込まれました。

本件は退職について店側と紛争があった人の告発でした。

仮に、これが訴訟における証言であれば、裁判官の自由な心証はどう形成されたのか?

色々と考えてしまいました。

 右 ショッカーの怪人ナメクジラさんです。

  一文字隼人が変身した2号ライダーに倒され、亡くなられました。

  左 ゲルショッカーの怪人ナメクジキノコさんです。

  ショッカー時代の怪人よりもゲルショッカーの怪人はデザインが派手です。

  ナメクジキノコさんはライダー2人と戦い、華々しく散りました。

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