高校2年生のときに1日だけサボりました。
家を出て駅に行く途中にサボると決めました。
その日は別の女子高の女の子がサボりにつきあってくれました。
「あんたがサボるんなら私もサボろうかね。なんか楽しそうやけん」
とか言っていたような気がします。
その女の子が私の母親に化けて学校に電話をかけ
「風邪をひきまして」
とか言い,私はその女の子の父親に化けて電話をかけました。
制服姿で午前10時くらいにうろついていてもとがめられることはなく,
その日は久しぶりにプラネタリウムで過ごした後に黒崎の街をぶらついてから帰りました。
昼食をどうしたのか?どうしても思い出せません。
どこかの公園あたりで遠足ごっこでもしたのかもしれません。
会社員になってからは真面目に仕事をしつつも休みたいときは休みました。
休まないことが正しいみたいな風潮がありましたが,私はそれを正しいとは思っていませんでした。
どこかで馬鹿にしていたような気がします。
「そんなに宮仕えが楽しいかい?」みたいな感じで冷笑していたのでしょう。
今にして思えば,私のこの考えは誤りでした。
仕事である以上は誠実に勤める。これは当たり前のことです。
ただ,そこに休暇を取得してリフレッシュする気持ちのゆとりはあっていい。
そういう姿勢がよいと今は思っています。
司法書士になり時間のコントロールはすべて自分でできる・・・はずでした。
しかし,様々な会議や研修もあり,また依頼人のペースを考えて仕事をしなければならず,
自由というわけにはいきません。
それでも解放された気分で仕事をしています。
サボるのが楽しいのは,この解放感があるからでしょう。
今も福岡県司法書士会の会員という組織人ではありますが,個々の自由は尊重されています。
組織に属するのが苦手だったらしい私にとってはかなり居心地のよさが感じられます。
★ 佐野史郎さんです。なぜ佐野さんか? 「毎日が夏休み」という主演映画があるからです。
佐野さんの強烈な個性はドラマの冬彦さん役で知れ渡りましたが,それ以前に「夢の祭り」という映画で発揮されていました。
柴田恭兵さん演ずる主人公に嫉妬する表情は最高に意地悪く,悪役好きの私はシビレまくりました。