写真の樹の種名は?

実は、2種類の樹が写っているのです。
左がマテバシイ(ブナ科)。
そして、右はタブノキ(クスノキ科)。
いずれも照葉樹林を構成する主要な樹です。
この2種類を葉の違いで区別することが難しいケースがあるのです。

これはマテバシイの葉。
タブノキの葉よりも大きいのが特徴といえば特徴。
ただし、小さなマテバシイの葉も存在します。
一方で、大きなタブノキの葉も存在します。

このタブノキの葉は「標準サイズ」くらいです。
小さなタブノキの葉もしばしばみかけます。
葉の周辺で違いが大きいとすれば、冬芽です。
通常は、これで見分けがついてしまいます。
よって、この時期は「難問」ではないのです。
夏は、時々「うん?」というようなケースが生じます。
特に、車を運転していて通りすがりに判別し難いことがあります。
マテバシイはムラサキツバメの、そして、タブノキはアオスジアゲハの食餌植物。
ついつい、運転中に同定を試みてしまうのです。
葉に限らなければ、樹形や果実あるいは花の形で区別は可能です。
それでも、「まぎらわしいな」と感じることは頻繁。
永く虫や植物をみてきても、この程度のワタクシでございます。
