人と人とのつきあいは微妙なもの。
こういうことが起きます。
「私はBさんとは友達ですよ。一番仲がいいかな」
とAさんから伝えられた私。
Bさんとも知り合いなので
「Aさんと一緒にやればいいのでは?お友達でしょう?」
ところが、Bさんは
「いえいえ、私はあの人とは距離を置いていますから」
ちなみに、AさんはBさんが引っ越した事実を知りませんでした。
Bさんと私はそれほどまでに親しくはありませんが、私はその事実を知っていました。
Aさんは依然としてBさんを友達だと思っているのでしょう。
でも、Bさんによれば、自らは一切連絡をとっていないとのこと。
どうやらAさんの「片思い」のようです。
こういうことも起きます。
「Dさんからは既に了解をとってあります」
私は、Dさんが了解している前提でDさんに話します。
「Cさんとは合意できているそうですから、では・・・」
「ちょっと待ってください。私はCさんと合意した覚えはありませんよ」
これなどは、Cさんが強引に合意の事実を作ろうとしたケースかもしれません。
思い過ごしではないように感じました。
けれども、Dさんも積極的に拒否しなかった可能性があります。
Cさんは、それを「了解」と善解したということか。
こういった「すれちがい」はしばしば起きます。
だから契約においては明確な文言が重要なのです。
曖昧な文言や、いかようにも解釈できる表現を避けなければなりません。
遺言書もそう。あとで遺族が頭をひねったり、喧嘩をしないような書き方が大事です。
★ 映画「恋愛小説家」
主人公は思いと行動がすれ違ってしまう人なのです。 それは、たぶん彼が本当はピュアでシャイだからでしょう。
ジャック・ニコルソンとヘレン・ハントが大人の恋愛をかわいく演じました。