ある司法書士さんから
「高橋先生のところで家族信託お願いできませんか?」
という電話を受けました。
私は信託契約の組成等をやっていないこと、およびその理由を縷々説明しました。
「え?やってると思ってました!」
という反応の後に
「はぁ~、なるほどね」
と納得してくださったうで
「いやぁ~高橋さんはそういうのガンガンやると思ってましたよ」
とおっしゃるので
「私がビジネス司法書士みたいにみえますか?」
と返すと
「普段の身なりとか一流ビジネスマンっぽいじゃないですか」
なるほど、見た目の印象か。
そうすると、私は服装で印象操作をしていることになるのかもしれません。
「やっぱり裁判所が関与しないですもんね~。自分もそういう理由なんですよ」
と、その先生ご自身が信託業務をやらない理由の説明がありました。
裁判所が関与するかしないか。ここは成年後見制度との大きな違いです。
もちろん、信託業務に積極的な方々にもその問題意識はあるのです。
だから一般社団法人民事信託監督人協会ができています。
運営メンバー(理事・監事)は司法書士が大半で、あとは税理士と保険会社の使用人。
不思議なことに法律学者や弁護士は入っていません(その理由は不明です)。
ホームページに気になる説明がありました。
「民事信託はその設計・組成した専門家がサポートする」とあるのです。
設計・組成については「専門家」がするーこの問題点は過去の記事で指摘したとおりです。
現状は、事実が先行していて法的問題点はさほど大きな話題にはなっていません。
でも、法的問題点がほんの僅かにでもあれば、「専門家」としてはやはり手を出しにくいのです。
少なくとも私の立場はそうなのです。
私は、電話をかけて下さった先生に、信託に積極的な司法書士さんに依頼するように勧めました。
★ 「竜馬暗殺」(1974年)の原田芳雄さん
見た目の印象・・・無頼派・不良っぽい・ワルいおじさん・セクシーな大人の男
実像は、良き家庭人で家事は万能。朝は家の周りを箒で掃いて、自分で準備した白い炊き立てのご飯・・・とのこと。
そして、有名な鉄道ファンでもあります。
もうすぐ亡くなって12年になりますが、芳雄さんに代る俳優は現れそうにありません。