以前、各地で蝶の生態や分布を調査していた頃のことです。
同行の士と出会うことがありました。
林道で煙草をふかしながら、
「ハイカーなどのゴミのマナーがなっていない!」
とお怒りの方がいらしたのです。
そう嘆きながら、吸い殻を足元にポイ!
ゴリゴリと靴で踏みつぶします。
フィルター部分は暫くはその場に残ります。
吸い殻があることは誰にでも確認できる状態のまま去って行きました。
他人のゴミのマナーは気になるが、自分のことはみえていない。
自然愛好家にしてこういう感じなのです。
路上へのポイ捨てや公園での吸い殻放置が減らないのは仕方がない。
私は諦めています。
煙草を吸うことは個人の自由ですから、私はそれを否定しません。
吸いたい人は好きなだけ吸えばよいと思っています。
でも、ゴミの始末は確実にしないと。
「嫌煙権」をふりかざす人たちに追及の口実を与えてしまうと思うのです。
愛煙家の皆さんは隙を見せないようにお気をつけください。