写真のクモはコガネグモ Argiope amoena です。
造網性のクモ、つまり網を張って獲物がかかるのを待つタイプです。
なにやら糸でぐるぐる巻きにしてたぐりよせています。
おそらく、これからお食事の時間なのでしょう。
鹿児島県で蜘蛛合戦に「出場」するのはコガネグモ。
人に親しまれる存在です。
黄色と黒の縞模様の腹部はクモの典型的なデザインのように感じられます。
ちょっと怖いけれど、強そうで頼りになるような雰囲気です。
伊吹重蔵(「青春の門」)の背中に彫られた昇り蜘蛛はこのコガネグモではないでしょうか。
私はコガネグモやジョロウグモを見るのが好きです。
だから、公園を散歩する際には彼女たちに獲物をプレゼントすることがあります。
彼女ー目立つ図体で巣の中央にいるのは、すべてメスなのであります。