海外では侵略的外来種として忌み嫌われる植物。
根は葛粉の原料となるものの、我が国でも蔓延る植物の代表。
それが、クズ Pueraria lobata ssp. lobata
クズが庭に入り込むと、その庭は終わりです。
さすがに庭にクズが蔓延っている庭を見た経験はありません。
クズの根を掘り上げて駆除するには重機が必要になる場合もあります。
秋に紫色の花が咲き、そして結実。
この果実に入っている種子も脅威ですが、根茎から縦横に伸びる根はもっと脅威。
庭に入り込むとすれば、種子です。
芽吹きを見つけたら即駆除しないと、大変なことになってしまいます。
短期間で庭を覆いつくし、凄まじい光景を見ることになるでしょう。
クズには専用の除草剤があり、その名をケイピンエースといいます。
爪楊枝に毒薬がしみこませてあるような除草剤。
クズの塊根にドリルで穴を開け、これを打ち込みます。
自宅兼事務所の隣にある公園の斜面のクズはこれで根絶。
さらに農業用調整池の周辺のクズもすべて根絶。
この闘いは数年に及びました。
クズとの闘いには時間がかかるのです。
庭に入れてはいけない理由のひとつです。