今から40年も前になりました。
中森明菜さんの「十戒(1984)」がヒット。
曲を聴いたときにすぐわかったのは、作曲者。
「これは高中だ!」
と思ったら、そのとおりで、高中正義さんの作曲。
高中さんが歌手の曲を提供したのは珍しかったと思います。
作詞は売野雅勇さんで、ヒットメーカー。
詞に
♪ 発破かけたげる ♪
というくだりがあります。
当時の私が知っている「発破」を使った歌詞はひとつしかありませんでした。
それは、アニメ「アパッチ野球軍」のエンディングテーマです。
中森明菜さんが「発破」。
なんともいえないとりあわせです。
歌詞全体は、山口百恵さんが歌った「プレイバックPART2」のような雰囲気。
明菜ちゃんが時折みせる人の好さそうな笑顔にマッチするのか?
そこはプロで、歌唱としての完成度は高く、「つっぱった明菜」を演じきっていました。
それにしても女性歌手の歌詞に「発破」。
なかなか画期的だったと思います。
最近「中森明菜 伝説のコンサート」をNHK-BSで視聴して思い出した次第です。