先日、クロコノマチョウの記事を載せました。
今日は、その擬態ぶりをご紹介できます。

この程度であれば、私にはみえてしまうのですが。
枯葉模様の翅の裏面をみせて枯葉にとまる。
これはクロコノマチョウの得意技です。
成虫の食事は樹液や腐って発酵状態の果実。
今なら落下してツンとした匂いを放っている柿の実などに集まります。
花を訪れて吸蜜することはありません。
昨日ご紹介したタテハモドキのように擬態の空振りは生じません。
拡大するとー

もう少し濃い色の枯葉にとまらないと、完全にバレています。
これが暗い林内だと非常に効果的。
越冬は寒さを避けて林内。
その間は擬態のおかげで安全なクロコノマチョウなのです。
