愚痴を言える相手は貴重です。
私の場合は、4歳上の友。
つまり、私は彼女に甘えているわけです。
この人なら愚痴を受けとめてくれるだろう、と。
私は、阪神淡路大震災で神戸に出張し、惨状を目の当たりにしました。
バブルの崩壊やリーマンショックといった経済的な落ち込みも経験。
そして、新型コロナウィルスによる感染症蔓延も経験しています。
関東大震災や恐慌に赤痢などの蔓延、そして第二次大戦を経験した世代と比べると・・・
経験していないのは戦争です。
その戦争の足音が聞こえてくるような気がするのです。
ロシアのウクライナ侵攻。
中国が台湾周辺であからさまな軍事演習。
ミサイル実験に余念がない北朝鮮。
独裁国家はいつの世もリスク要因です。
そして、これらの国は我が国の周辺に位置します。
自分は死ぬまでに戦争を経験してしまうのだろうか?
欧米同様に我が国でも排外的な主張が増えています。
陰謀論に排外主義と民族的優越感-欧州でも我が国でもそういう政党が支持を伸ばしています。
気味が悪い時代になったなあ。
そう思って愚痴ったら、彼女はこう言うのです。
あなたは真面目に社会を憂うるけど、自分は未来を深く考えずに生きている。
60歳を超えたらおまけの人生だから、深く考えなくなったのだーと。
私もいずれそうなることができるのか?
ペシミズムを基本に仕事を進める私。
その過程でリスクを消していくことを重視しています。
だから、彼女のようになれそうにありません。
もっとも、この仕事のスタイルは彼女とともに働いた3年間で身につけたのですが。
★ グチ・・・たぶんシログチです。蒲鉾などの原料として重要な魚なのです。