司法書士試験は超難関ということになっています。
だから、合格者は希少な存在とみられます。
希少な存在である以上は大人気の資格・・・でしょうか?
合格者の平均年齢は40歳を超えています。
これは、若い人には不人気だということでしょう。
勿論、高い年齢の人の実力が上ということもいえなくもありません。
ですが、ある程度の社会人経験を積んだ人が受けている傾向が強いようです。
若い人が、最初から司法書士を目指すという例は少ないようです。
それはなぜか?
おそらくですが、試験の合格率が低いわりには報酬に恵まれないからでしょう。
苦労して取得したのに・・・こういう思いをかみしめている人は意外に多いようです。
また、簡裁代理権まで取得しても、紛争処理で司法書士にできることは限られています。
制限付き法律家みたいな、あるいは仮免許の法律家みたいな印象があるのかもしれません。
中途半端な業務範囲ーこれは間違いのないところです。
知名度もいまひとつです。
行政書士と混同されることは日常茶飯事です。
私の依頼者もしばしば
「今回のように行政書士さんに依頼しておけば・・・」
というように間違っています。
目の前に司法書士がいるのに。
これは、その人が悪いわけではないのです。
偏に司法書士が無名の存在ゆえでしょう。
このように司法書士は人気資格とはいえないのです。
★ 2000年~2021年の受験者数や合格率
最近は少し受験者が増えてきたようですが、最盛期には遠く及びません。