久々に司法書士試験のことについて述べてみます。
この試験は「超難関」の扱いを受けています。それは合格率の低さゆえ。
合格者の平均年齢は40歳を超えています。
出願者は今年度は1万7365人で、昨年度に比べると500人ほど増加。
こういう状況です。
私が思うに、この試験は難関といえるほどのものではありません。
理由は以下のとおり。
① 低い合格率・・・実は低くない
合格率が低いのは、合格レベルに達しない受験者が非常に多いからです。
つまり、合格率を計算するうえでの分母が大きすぎるのです。
実際の競争は上位だけで行われており、参加するだけで競争できない受験者が多いのが実態。
② 難問は出ない
試験問題は単純です。
試験問題のうち択一式のものが70問出題されますが、知っていれば解答可能なものばかり。
「知っているかどうか」だけが問われる形式の試験です。
記述式にしても想像力を働かせたり、限界事例を解決するようなレベルではありません。
基本的な申請書を書くことができるかどうかが問われます。
③ 体力を要しない試験
試験は1日で終わってしまいます。
数日を要する司法試験や弁理士試験とは異なり、司法書士試験は1日で終わります。
合格者は口述試験を受けることになりますが、これも1日で終わり。
しかも20分程度で済むのです。
以上にみるように司法書士試験は難しい試験とはいい難いのです。
★ 文字が小さくて読めないと思いますが・・・
司法書士試験はすごく難しいのだ! という見解の方もいらっしゃるのです。