我が家には斑入りレモンの鉢植えがあります。
レモンのようなミカン科の樹木は間違いなくアゲハチョウ科の標的。
アゲハチョウ科の多くの種類がミカン科を食餌植物としています。
その代表は、アゲハ Papilio xuthus でしょう。
このほかにも果樹としてのミカン科はナガサキアゲハ Papilio memnon も狙います。
アゲハとナガサキアゲハは「害虫」の側面を持っているのです。
クロアゲハ Papilio protenor はそれほどでもありません。
モンキアゲハ Papilio helenus も。
アゲハとナガサキアゲハは栽培ミカン類やサンショウが大好き。
若齢の頃は鳥の糞に擬態し、中齢から老熟幼虫になると写真のような緑色。
葉の色と同化して隠れているつもりのようです。
でも、下に糞が落ちているのでバレるのです。
チョウであれガであれ、この糞を片付けることはしません。
結局、人間には発見されてしまうのです。
捕獲した幼虫は、自宅兼事務所の隣にある公園奥の樹林へ。
そこにカラスザンショウがあるので、その葉につけてあげました。
1頭で思う存分食べることができるはずです。
もうすぐ蛹、そして越冬です。