NHKの朝ドラ「カムカムエブリバディ」のおかげでジャズが脚光を浴びています。
“On the Sunny Side of the Street” がクローズアップされています。
ルイ・アームストロングも没後50年を経て再びスポットライトを浴びている印象です。
でも、なぜかマイルスやチェットの名前がドラマに登場しません。
ドラマの現在の設定は1962年くらい。
かつての日活映画みたいな雰囲気が漂う演出を面白くみています。
しかし、マイルスの名前が出てこないのは不思議でした。
やはりサッチモこそ最高のジャズトランぺッターであるということのようです。
60年代のマイルス作品では“Miles in Berlin”をよく聴きます。
マイルスのアルバムを聴けば、トップミュージシャンの演奏を多く聴くことができる利点があります。
どのアルバムもメンバーがすごいのです。
とはいえ、私はチェットの退廃的な演奏に惹かれてしまいます。
ほかにはアート・ファーマーの演奏も好みです。
アート・ファーマー以外の3人には共通点がありますが、それは書かないことにしましょう。
特にチェットにかんしては写真右の本を読んでいただく方がよさそうです。
“On the Sunny Side of the Street”とは真逆の世界を持っていたということでお察しを。
★ チェットを書いた「終わりなき闇 チェット・ベイカーのすべて」は読み応えがあります。
一人のミュージシャンというだけでなく人の壮絶な生きざまに出会える一冊です。