春になると雑草が目立ちます。
過去にも「雑草の修羅の群れ」というシリーズ記事で各種を紹介しました。
今年は、過去との重複を含めてはびこる雑草を改めて紹介したいと思います。
左右の植物は似ていますが、左がカタバミで右はオッタチカタバミです。
最近はオッタチカタバミが急増しています。
抜きやすいのはオッタチの方です。
カタバミは根を完全に除去しないと、復活してくるので厄介です。
葉の形から「クローバー」と勘違いしている例にも出会います。
クローバーはマメ科のシロツメクサです。
カタバミは在来種ですが、オッタチは外来種です。ともにカタバミ科。
これらも外来種です。
左はオオバコ科のタチイヌノフグリ。
そして、右はイネ科のヒメコバンソウです。
これらも見つけ次第駆除しないと蔓延ります。
この2枚の写真も外来種です。
いずれもキク科で、左はウスベニチチコグサ。
右がウラジロチチコグサ。
凄まじい蔓延り方で、在来種のチチコグサをしのぐ繁殖力を発揮しています。
この2種は最高レベルの注意を要する雑草です。
左はタデ科のスイバで、右がマメ科のカラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)。
いずれも種子の飛び散り方が激しいのです。
最後は黄色の花を咲かせる問題児です。
左はキンポウゲ科のトゲミキツネノボタンです。
田の畔などを黄色く染めているのはこの花です。
右は、夏にかけておおいに蔓延るコマツヨイグサ。
アカバナ科で、俗にいう「月見草」です。
この2種も種子の散布に優れており、放置すると翌年はとんでもない結果を招きます。
庭にこれらの植物が侵入したら黄色信号ではなく赤信号です。
*記事のタイトルは、東映映画「極東黒社会」に倣いました。
この映画は役所広司さんを主演に据えたやくざアクション映画です。
出来栄えは芳しくなく、興行に関しては不入りに終わっています。