写真の蝶はナガサキアゲハ Papilio memnon のオス。
ランタナで熱心に吸蜜していました。
今年の10月30日の午後、つまり昨日です。

福岡県内でこの時期にナガサキアゲハをみることは少ないと思います。
今年の秋は高温・・・ということになるのでしょう。
一方で、まったくみかけない蝶もいます。
それはクロマダラソテツシジミです。
直近では昨年9月24日に当ブログでとりあげています。
ここ数年は秋に個体数を増やしているようでした。
しかし、今年はみかけません。
おそらく、昨年から今年にかけての冬の寒さで越冬できなかったのでしょう。
また、梅雨が例年とは異なる経過をたどりました。
台風の襲来も(幸いに)ないまま。
南風に乗った新たな個体の流入もなかったものと思われます。
ナガサキアゲハのような土着種にとっては過ごしやすい1年だった。
でも、迷蝶が一時的に発生を続けていたケースはリセット。
こういう1年だったようです。
さて、今年の冬はどうなるでしょう?
ナガサキアゲハが11月にもみられるよう祈っています。
