福岡県糸島市 司法書士 ブログ

紙の無駄

会議と研修の分厚い資料

企業や官公庁あるいは諸団体の会議や研修で分厚い資料が用意され,

司会者や講師が延々と読み上げる。眠くて仕方がありません。 睡眠が十

分に足りていても, こういう会議・研修は眠くなります。

昨日付の記事に書きましたが, 実に勿体ない時間の使い方です。

そういう会議や研修で配布された資料も概ね無駄で, つまらない会議や

研修の資料など誰も読み返しません。 大いなる紙の無駄です。

なぜこうなってしまうのでしょう?

自己満足・不安・excuse

まずいえるのは, 運営者や司会役あるいは講師が自己満足を得たいという

欲望をもっているからです。 「これだけ詳細な資料を用意したぞ!立派に任

務を果たしたぞ!」と思いたいわけです。

次にいうべきは, 詳細な資料を用意しておかないと不安を感じる人が多い

ということです。 口頭で上手に伝える自信がないということかもしれません。

残念ながら,  そういう人が作っている資料は読みにくく, 二度とみたいとは

思わないことが多いという印象です。

第三としては, 「ちゃんとやりましたよ」と対外的にアピールするためです。

形として残すことで,  「自分はきっちりやりました」という証拠にするのです。

どうすれば実のある会議・研修に?

つまらない会議や研修の時間は人生において二度と訪れない時間を無駄に

使うことになります。 では, どうすれば意味があるものにできるのか?

答えはそれほど難しくなく, 出席者が参加主体となる形式にすればよいの

です。そのために必要なのは的確な運営方法であって, 分厚い資料は邪魔

になります。 そのようなものに目を通している時間などないからです。参加

者が真剣に筆記し, 自ら問題提起したり解決案を出すようにすれば, 自ずと

会議も研修も熱を帯びたものになります。

また, 会議や研修の数をこなすことをよしとせず, 重要な時期に重要な内

容について実施するということも重要です。

明日はあの会議だ, 明後日は例の研修だ, 来週もあの会議だ, では参加

者は準備する暇もないでしょう。 当然ながら配布された資料など読む余裕

がありません。 紙は無駄になるのです。

★ 映画「ペーパームーン」の一場面。紙つながりです

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