我が家の大黒柱が15歳になりました。
眠っている時間が増え、確実に老いているようです。
とはいうものの、毛艶は今も若い時分と変わりません。
体格も衰えることなく、訪問者に「猫・・・ですよね?」と言われる大きさ。
走ることもしばしば。
以前のようにおもちゃで遊んで暴れたり、ジャンプすることはありません。
そこに老いと大人としての成熟を感じます。
15年前、私はこの猫に救われました。
以来、二人三脚のような関係で歩んでいます。
毎晩、妻とノワールが眠った後は、2人でソファに。
今も昔も恋人同士のように過ごす我々です。
15歳は人間でいえば後期高齢者の入り口。
いずれ、どちらかが先に逝くのでしょう。
私が残されてしまうと・・・想像するだけでも絶望してしまいます。
ノワールも13歳。
女の子としては大きな体で、今も走っています。
おもちゃで大暴れすることもしばしば。
それでも老いを感じます。
やはりジャンプはしなくなってしまいました。
毎年のように膀胱炎で治療を受けています。
1日だけ動物病院を受診すれば治るのですが、毎回気が気ではありません。
眠っている時間はかなり長くなっています。
ベルンハルト・グリュンは出会って7年を超えました。
毎日のブラッシングがことのほかお気に入り。
今もマーキング行動をとっており、縄張りを守っています。
私に噛みついて猫キックを放つのも毎日の習慣。
ただ、最近は私と公園のベンチで寛ぐ時間を楽しむようになりました。
「縄張り巡回? おまえが代わりに行ってこい!」
私に縄張りの巡回を任せ、自分はベンチで休んでいる。
こういう姿をみると、やはり老いてきたのだと思わざるを得ません。
私の願いは、この猫たちと楽しくやさしい時間を長く長く過ごすことです。