ロシアのウクライナ侵攻において、プーチン大統領が核による威嚇らしき発言をしました。
その影響で、我が国でも安倍元首相が同盟国との核の共同運用に言及しました。
日本維新の会は非核三原則の見直しを政府に求めています。
我が国は世界唯一の被爆国であり、核廃絶にかんし、国際社会のリーダーたることを期待されている
~と国内ではいわれます。
核がなくなり、核兵器使用の可能性が皆無になる。これは最も望ましい姿です。
しかし、現実には核保有国には米英仏中露のほかにインドとパキスタン、そして北朝鮮があります。
イランやミャンマーにも開発疑惑があり、イスラエルは保有しているとみられます。
つまり、現実の国際社会では核が存在し、その脅威に晒される国と脅威を与える国があるのです。
プーチン大統領が核に言及してウクライナを恫喝するのは、ウクライナに核がないからでしょう。
仕返しを恐れなくて済みます。
翻って我が国の周辺をみると、中国にロシア、そして北朝鮮が核を保有しています。
北朝鮮はミサイル実験を繰り返し、我が国や米国を挑発しています。
我が国に核があれば、北朝鮮はこういうことをするでしょうか?
今の我が国は非核三原則どころではなく非核五原則みたいな状況です。
「持たず、作らず、持ち込ませず」に加えて「議論せず、考えもせず」。
特に後者にかんしては、考えることそのものが罪悪であるかのような話になってしまいます。
日本被団協の主張は正しいと思います。私は被団協の活動には敬意を抱いています。
が、そういう主張ができるのも米国の核の傘に守られているがゆえ。
現実をみるときに、我が国だけが一国平和主義を決め込んでも、周囲はそれにつけこむでしょう。
国民の生命・財産をどう守るのか?
人が生き物であり、争うことをやめられない以上、真剣に考えなければなりません。
★ 映画「第四の核」の製作総指揮兼主演のマイケル・ケイン
マイケル・ケインは、ショーン・コネリーとの共演作があります(「王になろうとした男」)。
ほかにもロジャー・ムーアとも共演しています(「ダブルチェイス」)。
いずれもマイケル・ケインが主演です。
本作ではピアース・ブロスナンと共演しました。
つまり、歴代ジェームズ・ボンドを脇に置いて主演した俳優です。