ちょっと建物滅失登記を申請してみました。
届いた完了証がこれです。
ほんらいは土地家屋調査士の先生方のお仕事ですが,やってみました。
勿論,依頼を受けて代理申請したわけではありません。それはいけないことですので。
これは私の実家の滅失登記で,実家建物の所有権登記名義人であった父母の相続人としての申請です。
この4月末に母を相続し,土地の所有権移転登記をしましたが,昨年4月に毀した建物の滅失登記がまだでした。
司法書士である私にとってはそれほど難しくはありませんでした。
しかし,日常的に登記をする機会がない方がやるのは難しい面もありそうです。
建物が立ち上がった際の表題登記も実はやったことがあります。
司法書士になる前で,地元の公民館を建てた際にやりました。
こちらは面倒でした。
やはり土地家屋調査士の先生方にお願いすべきです。
昨今は「会社設立は自分でできる」とか「相続登記を自分でやる方法」みたいなネット記事が溢れています。
これらの中には不正確な情報も混在しており,そのまま信用できないのですが,
たしかに登記申請は誰にでもできる面があります。書類作りですので。
法務局の登記官も親切に教えてくださいます。
それに従えば司法書士や土地家屋調査士に依頼する必要はないかもしれません。
訴訟も同じで,裁判所は本人訴訟の当事者に対しては親切にアドバイスをしてくださるのです。
しかし,弁論中に裁判官から
「弁護士に依頼されるおつもりはありませんか?」
と言われるケースを何件もみました。
はたして法務局や裁判所の本音は???