「ろこみ」ではなく「くちこみ」の話です。
口頭での情報のやりとり(コミュニケーション)による宣伝を指す「口コミ」。
今は口頭ではなくネット上の情報を発信する行為がほとんどであると思われます。
当然ながら「個人の印象」でしかありません。
しかも、匿名での投稿が大半。
ということは、決して客観性が担保されているわけではないということです。
つまり、アテにならず聞き流してよい程度のレベルです。
口コミはかなりいい加減だと思って間違いありません。
それでも「口コミ」に注目する人は多いのです。
食事をするお店選びではネット上の評価を基準にする人が非常に多いと思います。
それゆえ、「やらせ」の口コミが行われ問題になることも起きています。
サクラとしてプラスの口コミ情報をネット上に投稿したら特典を、みたいなケースも。
「ステマ」と非常に近いものになっているのが最近の口コミではないでしょうか。
士業にもこれを気にする人がいなわけではないそうです。
依頼者に口コミ投票を依頼するようなケースも耳にしました。
涙ぐましい営業努力という感じがします(尤も、品位の点ではどうなのでしょう?)。
口コミを気にする人の共通点は「自信のなさ」かもしれません。
誰かにプラス評価をしてもらわないと落ち着かないのです。
しかし、自分で口コミ投票を依頼するということには、ある種の恥じらいがを感じないのか?
もし、感じないとすれば、その鈍感さが心配になってしまいます。
「ネット上で高く評価してください」と頼まれた側がどう感じるか?
これを想像できない鈍感さです。
上記したように、ネット上の口コミはアテにならないものです。
多くの人はそれを知っています。
それを気にするのは大変ではないでしょうか。
仕事をしていれば、自然と口コミの効果を確認できるはずなのです。
「〇〇さんから紹介されたので」と■■さんから依頼が。
ああ、〇〇さんか。あのときの登記に満足してくださったのだな。
その■■さんと〇〇さんの知り合い▲▲さんからも依頼が。
こういう感じでの広がりが「口コミ」効果です。
こういう「つながり方」は決してネット上の匿名口コミからは生まれません。
そして、口コミの前提は自身のコミュニケーション能力にかかっています。
〇〇さんと自分自身のコミュニケーションがうまくいく。
そうすれば、〇〇さんは満足してくださるでしょう。
〇〇さんが「あの人に頼めば?」と■■さんに勧める流れになるのです。
他人に高評価投票を頼む前に、自身のコミュニケーション能力を高める。
ほんらいの努力とはこういうものだと思いますが、いかがでしょう?
★ ジョン・トラボルタ
ステルス戦闘機が登場する映画「ブロークン・アロー」の主演を務めました。
ステルスつながりで登場してもらいましたが、実は私と誕生日が同じ。
ただし、ジョンが年上(11歳)です。