シマトネリコの発芽については繰り返し記事にしています。
今回はコンクリートの隙間からの発芽の紹介です。
こういう苗を糸島市内の各地で見ることができます。
たとえば、前原西三丁目1番と同四丁目1番のあたりです。
街路樹にシマトネリコを植えるという大胆過ぎる失策のせいでしょう。
種子が撒き散らされ、駐車場の隅や道路の端から大量に発芽します。
既にある程度の大きさになっているため抜き取ることが不可能になっている例もあります。
シマトネリコを街路樹に植えるということは完全な誤りです。
周囲のお宅やお店に「被害」をもたらします。
庭木として絶対におすすめできない理由はこれです。
自分の庭が苗だらけになるのは仕方がないでしょう。
まさに自己責任です。
でも、近隣のお宅の庭に・・・考えただけでもわかる話です。
が、多くの人は気づいていません。
自宅の庭の状況さえ把握できていないケースが多いようなのです。
玄関先に植えたシマトネリコの足元や、道路のアスファルトの割れ目から発芽している。
こういう例をしばしば目にしますが、実はそれに気づかない人が多いのかもしれません。
そうなると近所のお宅の庭がどうなっているかを想像することは不可能でしょう。
シマトネリコは住宅メーカーなどがシンボルツリーとして勧めた時期がありました。
そのせいで、お隣もそのお隣も、そして自分の家もシマトネリコを植えている。
こういう状況ができあがり、想像力を発揮できない状態になっているともいえます。
シマトネリコは、今まさに果実を大量につけています。
剪定してしまうなら今しかありません。