今年の6月26日の記事で「兇悪の発芽~シマトネリコ~」を掲載しました。
その続編です。
今年の夏、私は自宅の庭でシマトネリコの苗を700本以上抜去しました。
70本ではなく700本です。

★ 8月5日に見つけた苗
我が家にはシマトネリコを植えていません。
種子はすべて他所から飛来したものなのです。
飛びやすい形状で、特に台風の強い風で大量に飛んできます。
窓ガラスにも種子がたくさん貼り付きます。
これらを丁寧に1つずつ取り去る・・・ことはできません。
水で洗い流すほかないのです。
その結果、庭に多くの種子がばらまかれた状態になります。
そして、年が明け、気温が高くなると一斉に発芽するのです。
シマトネリコを庭に植え、その周辺で大量発芽しているケースに遭遇したこともあります。
精密な調査をしたわけではありませんが、発芽率はかなり高いように感じます。
シマトネリコを庭に植えた場合、被害者にも加害者にもなり得るのです。
それを回避するには、開花時期か結実前に剪定するほかありません。
また、花の量を減らすために小さく仕立てるなどの工夫も必要です。
以前にも述べたのですが、成長速度は非常に速い樹です。
毎年チェックしながら剪定を繰り返す必要があります。
このようにシマトネリコは面倒な樹です。
さて、これから庭を作る方は庭木として選ぶでしょうか?
ネット上では「悪魔の木」として有名になりつつあるようです。