この時期になってもブッドレア(フジウツギ)は花を咲かせています。
ブッドレアは蝶の吸蜜源として重宝される植物。
「蝶を呼ぶ庭」を作る際には欠かせないのです。
我が家にもブッドレアが1株あります。
ちょうどハナアブが吸蜜に訪れていました。

これはオオハナアブ Megaspis zonata です。
アブのイメージは悪く、
「人を刺す」
「血を吸う」
という生態が広く知られています。
が、アブで人を刺したり血を吸う種は少数派。
多くは無害です。
それどころか、害虫を駆除してくれる頼もしい味方でもあるのです。
ムシヒキアブは成虫になると庭をパトロール。
各種の幼虫を拉致してくれます。
ヒラタアブの幼虫はアブラムシを食べてくれます。
ハナアブの仲間は受粉で重要な役目を果たしています。
吸血するのはウシアブなどごくわずか。
ハナアブを庭で見かけたら歓迎してあげてください。
尤も、オオハナアブはクマバチやマルハナバチ*に擬態しているので、怖いかも。
*クマバチとマルハナバチはおとなしく人を襲うようなことはありません。
このハチたちも受粉におけるメインキャストです。
