プロ野球の監督は全国にたった12人。
この仕事をすることができる人は本当に限られているのです。
中でも伝統の讀賣巨人軍監督は栄光の地位の象徴とみられていました。
川上哲治監督がV10を逃した1974年シーズンで勇退。
長嶋茂雄選手が引退して1975年から監督に就任します。
それから48年目の今シーズンでジャイアンツの監督はたった6人。
長嶋→藤田→王→藤田→長嶋→原→堀内→原→高橋→原
それに比べると、他の球団の監督はもっと多いのです。
阪神タイガースは1975年以降で15人。
1975年以降でみると、ドラゴンズ12人、ベイスターズは19人、
スワローズ12人、そしてカープは10人です。
いかにジャイアンツの監督が少ないかがわかります。
なぜでしょうか?
まず、他球団からの招聘はありません。
次に、エースまたは4番打者経験者に限られているのです。
「ジャイアンツの監督は生え抜きのスターでなければならない」
こういう決まりがあるようにみえます。
これが人事の硬直化を招いていないのか?
時代に合う人材登用なのか?
それぞれ議論があるところでしょう。
実業界では「経営のプロ」を外部から招くケースが増えています。
さて、今後の讀賣ジャイアンツは?
★ 野村がタネを蒔き、星野が収穫・・・タイガース優勝にはそういうイメージがありました。
お二人ともタイガースには監督として在籍したのみ。
外部から適任者を招いたパターンです。