司法書士試験の合格発表がありました。
就職活動を始める人がいるかもしれません。
あるいは、これからの研修や特別研修の予習に励む人の方が多いでしょうか。
司法書士の仕事は、ある程度の定型的な書類を作成する機会が多いのです。
そのためか、業界内に「コピペ」を推奨する先輩がいないわけではありません。
ですが、間違ってもこの「コピペ推奨」を信じてはいけません。
ある方によれば、コピペを裁判所で指摘される場面に時折遭遇するとの由。
その場での書き直しを求められ、某先生(お名前は聞いていません)が顔を真っ赤にしていたそうです。
依頼者が一緒にいる際にこうなってしまうと信用を失いかねません。
Aさんに関する書類をBさんの書類に転用した際に、Aさんの個人情報を消し忘れるケースも。
このように目もあてられない事態になってしまうのです。
ですからコピペは絶対にしてはいけないのです。
便利さの陰に罠ーというところでしょうか。
そして、書類作成マシンと化し学識を深めることをしない人に限って「コピペ推奨」の傾向も。
これは当然かもしれません。
金太郎飴のような書類を量産することしか考えないような人たちなのです。
すなわち、依頼者個々の事情や意思に目を向けていないわけです。
就職先での先輩が、こういう「先生」だと気づいたら、さっさと辞めましょう。
その事務所ではあなたの成長が望めないからです。
~と、今日はこれから登録する人向けに少し厳しい指摘と過激な意見を述べてみました。
★ 映画「カンゾー先生」の一場面
蝶ネクタイの男は主人公の柄本明さん
手前で脚だけ映っているのは麻生久美子さん