福岡県糸島市 司法書士 ブログ

イヌコウジュでおやすみ

イヌコウジュ Mosla scabra はシソ科の雑草。

ここ数年、私が住む地域で増えています。

蔓延っているといえば、そうなのですが・・・

香りがよく、秋が深まると枯れてしまうので抜去することはありません。

シジミチョウ科のチョウの吸蜜源にもなっています。

秋を迎え日の入りが早くなって、チョウの就眠も早まっています。

これらは11日18時頃の撮影です。

左はモンシロチョウ Pieris rapae

右はヤマトシジミ Zizeria maha

いずれも普通種です。

観察例としてはおもしろくなさそうです。

でも、この時期のモンシロチョウの活動の終了時間としては

「ほう、早めだな」

と思うのです。

シロチョウ科は他の科に比べると朝が早い印象です。

たとえば、与那国島のホテルで朝を迎えます。

外を見ると、やや薄暗い中をツマベニチョウやタイワンシロチョウがビュンビュン。

眠気が吹き飛んで、

「さあ、今日もやるか!」

という気分になります。

シロチョウ科は低い照度でも活発になるようなのです。

夕方も遅くまで飛んでいます。

なのに、秋は早めに就眠・・・照度だけが活動を左右する要素ではないのかも・・・?

こういう疑問が湧いてくるのです。

また、イヌコウジュの香りが、天敵からの防御に役立っている可能性も考えられます。

だから、あえてイヌコウジュを眠る場所に選んだのか?

身近な2種ですが、その行動をみていると興味はつきません。

私の虫とのつきあいの面白さはこういう点にあるのでした。

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