自宅兼事務所の隣にある公園にはレギュラーの蝶がいます。
アゲハ、キアゲハ、ナガサキアゲハ、モンキアゲハ・・・
個体数が多いのはヒメアカタテハでしょう。
今年はムラサキシジミも非常に多いようです。
そういうレギュラークラスではなく、たまにやって来る蝶がいます。
その中の1種がゴマダラチョウ Hestina persimilis です。
春型のメスは白っぽくて大型。
この個体は真夏に発生したもので、小ぶりな個体です。
公園のアラカシ等の樹液を求めてやってくるのです(花の蜜には来ない種です)。
幼虫はエノキ Celtis sinensis の葉を食べます。
公園には時折テングチョウLibythea celtis も姿をみせます。
テングチョウの種名はエノキの属名がそのまま使われています。
ゴマダラチョウ同様に幼虫はエノキの葉を食べるのです。
では、発生木であるエノキはどこにあるのか?
どこにでもあるのですが、目立つ大きな木は見当たりません。
発生地からかなり拡散している印象です。