福岡県糸島市 司法書士 ブログ

寂しい秋

シモフリスズメ Psilogramma incretaの幼虫に久々に出会いました。

これを気持ち悪いとみるか、あるいは美しいとみるか。

人それぞれです。

久々の出会いに嬉しくなりました。

今年はスズメガの仲間が少ない印象です。

公園のランタナを訪花するオオスカシバクロホウジャクもあまりみられませんでした。

我が家の斑入りノブドウやヘンリーヅタを食害するコスズメの幼虫はついに現れず。

猛暑のせいなのか、たまたま「裏年」だったのか?

昆虫の消長にはいつも注意を払っています。

というか私の習性みたいなものなのです。

今年も昨年に続いてアブラムシ類は少なく、キマダラカメムシはさらに減った印象です。

同様にアオクサカメムシツヤアオカメムシも少なかったのは間違いありません。

私の専門ともいえる蝶では・・・

アオスジアゲハの個体数がここ数年非常に少ない印象です。

黒色系のアゲハ類も少なく、今年はナガサキアゲハモンキアゲハも少なかったようです。

この2種は近所ではごく普通種です。

かつては分布していなかった種で北上東進が進んだ2種

ヤクシマルリシジミ・・・個体数が非常に少なくなりました。

タテハモドキ・・・もともとヤクシマルリシジミほどには多くなかったものの、今年は稀でした。

クロマダラソテツシジミ・・・見かけません。

セセリチョウ科も少なく、イチモンジセセリですらあまり見かけませんでした。

以上のように、なにかしらヘンな夏でした。

実は、昆虫はこれから最後の盛期を迎えます。

特に成虫で越冬する種は活発に活動します。

けれども、出会う個体数が少なく、なんとなく寂しい秋になっています。

ジョロウグモも数が減りました。

虫の動きや植物の変化に季節を感じる私としてはちょっとつらい日々です。

その中で救いといえるのは、ムシャクロツバメシジミが相変わらず元気であることです。

台湾から輸入された多肉植物について入って来たと思われるこの種、

すっかり我が家の庭に住み着いてしまいました。

ここ数年の冬も生き延びてきたようです。

この冬は厳冬になる予想が出ています。

さて、越冬できるか?

見守りたいと思います。

 

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